来年7月のレストランオープンへJAえちご上越がメニュー試食会

JAえちご上越が来年7月オープンを予定している地産地消複合直売施設内のレストランで提供するメニューの試食会が2015年10月30日、同JA本店(上越市藤巻)で開かれた。役員が地場産の農畜産物にこだわった料理やデザートを味わった。

施設は大道福田の「旬菜交流館あるるん畑」から約500m南の場所に建設され、地場農畜産物を利用したパンや菓子、惣菜、ジェラート、ハムなどを製造して直売するほか、レストランも備える。

同JAが同施設オープンに向けて採用した職員がメニューの考案を進めており、この日は7品を用意した。上越産のクリのクリームを米粉100%のパンではさんだサンドパンや米粉で作ったカボチャグラタン、雪下にんじんのペーストを使ったケーキ、上越産の飼料用米で育てた豚肉と地場野菜の黒酢あん、みそとクルミを使ったジェラートなど趣向を凝らしたメニューが並んだ=写真=。

JA試食会メニュー

試食会には同JAの役員と幹部職員ら約60人が参加し、採点表を手に味わった。石山忠雄常務理事は「全体的にどれもおいしい。さらに地元らしさをピーアールできるように進めていきたい」と話していた。同JAでは試食会での評価を元に今後もメニュー開発を進める。

レストランは室内80席、屋外テラス40席の大型レストランとなる。複合施設ではこのほか、米粉パン、菓子、惣菜や弁当、ジェラ―ト、精肉、ハムなどを加工製造、直売する。敷地内には観光バスも駐車できる110台分の駐車場と、野菜作りが体験できる農園も設置する。

地産地消複合施設の完成予想図
完成予想図