妙高山下山中に大阪府の60歳代男性が滑落 登山客の協力もあり約6時間後に無事救助

妙高警察署によると、2019年7月31日午前9時頃、妙高山登山中の大阪府在住の60歳代男性が登山道から足を滑らせ、約10m下に滑落した。男性は妙高警察署山岳遭難救助隊と頸南消防署員の捜索救助活動により、同日午後3時27分に無事救助された。男性にけがはなかった。

同署によると男性が滑落した現場は妙高山大倉乗越から長助池分岐の間で、標高約2000mの地点。男性は一人で下山中に足を滑らせ滑落したが、その際に「助けて」と叫んだ声を偶然通りかかった県外在住の登山者夫妻が聞きつけ、同9時30分頃に夫婦が妙高市役所に通報した。

当初、救助には県警ヘリが出動したが、当時はガスがかかり視界不良のため、ヘリによる救助活動ができず、山岳遭難救助隊らが現場まで登山し、男性を救助した。男性が滑落してから救助隊が到着・救助するまでの約6時間、通報した登山者夫妻が警察などと連絡を取り続けていたという。