風味と食感味わって「雪の下こむぎクッキー」2月11日発売

新潟県上越市南高田町の小竹製菓(小竹孝雄社長)は2021年2月11日、上越産小麦を使った「雪の下こむぎクッキー」3種類を発売する。

「雪の下こむぎクッキー」3種類(左から全粒粉100%、黒糖レーズン、ナッツ)
小竹クッキー3

使用している小麦は同柿崎区の専業農家、田中基輝さんに栽培を委託したもので、昨年6月に約600kgを収穫した。秋に作付けし雪の下で越冬することから「雪の下こむぎ」と名付け、上越地域の食品製造者と連携し商品開発を進めている。

コンバインと手刈りで麦を収穫。中央上は小竹社長(上越市柿崎区、2020年6月22日)
小竹麦刈り1

商品化第1号となるクッキーは、表皮や胚芽まで丸ごと製粉した全粒粉を使用し、独特の風味と食感を生かした。

このうち全粒粉100%のクッキーは、小麦の風味を損ねないよう卵を使わず、バター、砂糖、ハチミツの配合を工夫した。生地は厚めにし、ザクザクした食感が楽しめる。試作を繰り返し、おいしさの点でも納得できる商品が完成したという。

味や食感の変化を味わってもらおうと、黒糖とレーズン、アーモンドとクルミを入れたクッキー2種類も加えた。上越産の全粒粉に北海道産の薄力粉を配合し、ふんわりした食感に仕上げた。

小竹社長は「全粒粉は胚芽なども丸ごと入っており、ビタミンやミネラルも多い。健康意識の高い方に喜ばれるのではないか」と話している。3月頃には、「雪の下こむぎ」のパンも発売する予定。

クッキーは5個入り(50g)で、いずれも420円(税別)。問い合わせは同店025-524-7805

小竹製菓