北陸新幹線上越妙高駅が引っ越し? 住所「大和5丁目」から「大和2丁目」に

新潟県上越市の北陸新幹線上越妙高駅の住所が、2018年12月1日から「大和5丁目」から「大和2丁目」になった。駅周辺の住居表示が変更されたためだ。えちごトキめき鉄道の線路(鉄道敷)から東側は「大和2丁目」となり、東側にある同駅は開業から4年を前に住所が変わった。

住居表示は、土地の地番が順序よく並んでいなかったり、字や町の境界が入り組み複雑になったりしている市街地の住所を分かりやすくするもの。市町村が行い、町と町の境界は道路や鉄道、河川、水路などの恒久的な施設となる。

2018年12月1日以前と以降の住居表示。上越妙高駅は「大和5丁目」から「大和2丁目」に

駅のある大和地区は、1996年と1998年に住居表示が実施され、旧信越線の線路を境界に東側は「大和2丁目」、西側は「大和5丁目」とされた。その後、北陸新幹線上越妙高駅が大和5に建設されたため、2015年3月の開業時の駅の住所は「大和5丁目」。しかし、境界となる旧信越線(えちごトキめき鉄道)は新幹線開業に伴って同駅より西側に移設された。当初の住居表示でいえば、境界の線路東側に位置する同駅は「大和2丁目」となる。

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新幹線開業からまもなく4年。駅周辺の土地区画整理事業が完了したことを受け、上越市は12月1日に住居表示の変更(一部は実施)を行った。同駅の住所は「大和5丁目」から「大和2丁目」になった。

大和2の住民有志らで組織し、駅のにぎわい創出や、地域の魅力発信に取り組む「上越妙高駅と共に歩む会」の石平春彦会長は「駅が大和2になることは予定されていたが、名実ともに同じ町内になり、新たな気持ちで駅と一緒に進んでいこうという思い」と話していた。

今回の住居表示の変更では「えちごトキめき鉄道上越妙高駅」「アパホテル上越妙高駅前」「オリックスレンタカー上越妙高駅前店」も、大和5から大和2になっている。