上越市長選へ現職支援の会合に市議32人中21人出席 村山氏3選出馬正式表明

今秋の上越市長選に向けて上越市議会議員有志が2017年2月7日、現職の村山秀幸氏(68)を招いて3選出馬への決意を聞く会を直江津学びの交流館で開いた。会には32人の議員のうち21人が出席。席上、村山氏は出馬表明し決意を述べ、議員たちは村山氏支持を確認した。

議員32人中21人が出席

村山氏の3選出馬意向については、先月の報道で明らかになっているが、本人から直接聞いた上で選挙に向けて支援しようと議員有志が呼び掛けてこの日の会を開催した。32人の議員のうち、共産(4人)などを除く21人が出席。非公開の会議で村山氏支援の意思を互いに確認した上で、今後は支援市議団結成など選挙に向けた体制整備を図ることなどを確認した。

市議を前に出馬表明する村山氏 DSC_0778

市議32人中21人が出席した DSC_0775

村山氏が出馬正式表明

村山氏は議員を前に、これまでの2期で実施してきた行財政改革について振り返り「これまで市民に厳しいことをお願いしながらやってきたが、それがなければ先の見えることにはならなかった。私自身に厳しい目を向けてきた市民も一緒に歩いてくれたからこそで、次の4年は我慢してもらった皆さんに先の見えるまちづくり、夢のあるものを約束したい」などと話し、支援を呼び掛けた。人口減少や地方創生などを課題として挙げ、具体的な公約は市議会3月定例会終了後の4月以降に明らかにする意向を示した。

議員からは「これからの舵取りは大変厳しく現市長でなければできない」という声のほか「財政が厳しい中、難局を乗り越えてきたのは村山市長の行政手腕だが、今のまま進めは痛みだけが伴うことになる。政治手腕を発揮してもらいたい」などの注文も出いてた。

次期市長選への決意を述べた後、村山氏は出席した議員全員と一人一人握手して会場を後にした=写真=

DSC_0811

8年ぶりの選挙戦

次期市長選には、元市議の中川幹太氏(41)が昨年1月に出馬を表明しており、近く公約を発表するとしている。前回の4年前の上越市長選は無投票だったことから、8年ぶりの選挙戦になる見通し。またこのほかにも、元市長の宮越馨氏(75)の名前が取りざたされている。

関連記事

[