夜桜一辺倒から転換 雪と桜前面に 高田城百万人観桜会のポスター完成

上越観光コンベンション協会は、2017年4月に新潟県上越市で開催される「第92回高田城百万人観桜会」に向けたピーアール用のポスターを作成した。日本三大夜桜として知られる名所だけに、過去10年以上夜桜一辺倒のデザインだったが、今回は冠雪する妙高山と桜などの昼間の風景を採用した。

過去10年以上ポスターに使われてきた題材は、夜桜か高田城三重櫓。今回はこれまでにないデザインで、高田公園南堀から見た冠雪した妙高山と桜、満開時にはトンネルのようになる「さくらロード」、三重櫓、夜桜を組み合わせた。

観桜会を主催する上越観光コンベンション協会によると、今回のポスターは「物語」がテーマで、「昼夜問わず高田公園を訪れた方にそれぞれの物語を作ってもらいたいとの思いから今回のデザインを採用した」としている。

ポスターの右下には日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語の5か国語での紹介を見ることができるQRコードが配置されている。

A1判から電車の車内吊り用など約5300枚を作り、市内の観光施設や企業、町内会のほか、全国の旅行エージェント、姉妹都市などに配布する。

2017年の観桜会の会期は4月1〜17日の17日間。

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