新潟県上越市出身でプロ野球、横浜DeNAベイスターズの飯塚悟史投手(20)が2017年6月19日、横浜スタジアムで開催された交流戦の最終試合、オリックス・バファローズ戦に初登板・初先発し、5回を無失点、6奪三振に抑え、堂々のデビューを飾った。チームは8回に逆転され、飯塚投手の初勝利はおあずけとなった。
三条市出身の金子千尋との同郷対決となったが、飯塚は終始落ち着いた投球で、ストレートのコントロールが良く、決め球のフォークボールも決まった。5回を投げ計82球、6奪三振、2安打、2四球という最高の結果を残した。
3回裏の初打席では、走者を3塁に進める見事な送りバントも披露した。
飯塚は1-0で勝ち投手の権利を持ったままマウンドを下り、DeNAは6回裏まで4-0とリードしていたが、7回に3番手のパットンが小谷野栄一に3ランを浴び1点差に。8回には5番手、三上朋也がロメロに逆転2ランを浴び、飯塚の初勝利は消えた。
試合は7-4でオリックスが勝った。
飯塚投手の初マウンド
◇1回表
先頭の武田健吾を2ボール1ストライクからセンターフライに仕留め、一軍初のアウトを取った。
2番小島修平は落差のあるフォークボールで三振を奪う。3番マレーロは高めのストレートで詰まらせレフトフライに。初回を三者凡退という最高の立ち上がりとなった。
◇2回表
4番ロメロ、5番T-岡田をフォークボールで連続三振。6番モレルには四球を与えるが、7番安達をサードゴロに打ち取り、この回も無失点に抑えた。
◇3回表
8番伊藤をライトフライに、同郷対決となった9番の金子千尋を1塁ゴロに打ち取る。打者一巡して、1番武田は三振に仕留め、三者凡退に。この回まで毎回奪三振。三者凡退。
◇4回表
2番小島をショートゴロに打ち取るが、3番マレーロに直球をレフト前に運ばれ、初ヒットを許す。しかし、4番ロメロを併殺に打ち取り、この回も3人で片付けた。
◇5回表
4回裏に宮崎敏郎の安打で味方が1点を先制し、勝ち投手の権利がかかるマウンド。先頭の5番T-岡田に左中間へ二塁打を打たれピンチになるが、6番モレルをセカンドゴロ、7番安達を三振に仕留め、2死にこぎつける。8番伊藤を敬遠し、9番の金子をフォークボールで三振に打ち取った。
5回裏の打席は代打を送られ、勝ち投手の権利を持ったまま、6回からは2番手の加賀繁にマウンドを譲った。