トキ鉄の新造リゾート列車「雪月花」が直江津駅に納車 4月運行開始

えちごトキめき鉄道が来月から運行する新造リゾート列車「雪月花」が2016年3月25日、直江津駅(新潟県上越市)の運転センターに納車された。2両編成の真新しい車両が牽引され駅に到着する様子を同社社員らが見守った。

リゾート列車雪月花納車

雪月花は、国内最大級のパノラマウインドウを備え、車内で春夏秋冬の厳選した新潟の食や酒で客をもてなすリゾート列車。

車両はJR貨物により、白新線黒山駅(新潟市)から牽引輸送され、午後2時半過ぎに直江津駅に到着した。ホームには同社社員、車内サービスを行うアテンダントのほか、鉄道ファンも集まった。真新しい車両を目にした嶋津忠裕社長は「期待以上に素晴らしい車両で感動を覚えた。広い窓から妙高や日本海など越後の四季やこの地域の良さを楽しんでもらいたい」と話していた。

今後、試験運転を行うほかアテンダントが車内で食事サービスの練習をする。運行を前に4月17日正午から午後2時まで、直江津駅で車両見学会が開かれる。見学会では車内に入ることもできる。申し込みなどは不要で入場券などで入ることができる。

同社の目玉である雪月花の車内では、上越・妙高の山の幸をふんだんに使ったフランス料理が、ベニズワイガニやナンバンエビなど海の幸を使った日本料理が提供される。料金は一人1万4800円(乗車駅にかかわらず一律)で、原則2人以上の利用となる。このほか食事提供のないコースもあり料金は6000円。4月23日から週末を中心に運行するが4月はほぼ満席で予約も好調だ。