岡山県から見ると「貴重な文化財流出」 国宝の備前刀の上越市購入方針

新潟県上越市が、戦国武将上杉謙信の愛刀で、国宝に指定されている「太刀無銘一文字(号 山鳥毛)」を購入する方針を示していることが、太刀が寄託されている岡山県でもニュースになっている。岡山市に本社を置く山陽新聞は、2016年8月27日の山陽新聞デジタルで「貴重な文化財が流出する事態」と報じている。刀鍛冶の本場として栄え、数々の名刀を生み出した「備前の国」岡山県から、国宝の備前刀が他県に流出するというのは一大事なのだ。

上越市が購入予定の国宝の備前刀「太刀無銘一文字(号 山鳥毛)」
太刀 無銘一文字(号 山鳥毛)刃紋 

太刀は個人所有で、岡山県立博物館に寄託されている。上越市によると昨年、所有者から打診があり、購入に向けた交渉を進めてきた。同市は2016年8月23日、市民や企業から寄付を募り市の予算を合わせて来年度中に購入する方針を明らかにした。市によると太刀の評価額は3億2000万円。

この動きについて、山陽新聞デジタルは「国宝の備前刀、岡山県外へ」との見出しで、国宝の備前刀の価値や上越市が戦国武将上杉謙信のゆかりの市であることを含めて報じており、「もっとも有名で人気のある『山鳥毛』が県外に出るとすれば、大変残念」などとする識者の談話も掲載している。

▼山陽新聞デジタル
http://www.sanyonews.jp/

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