市道の復旧年内は微妙 避難勧告は解除 上越市五智6の土砂崩れ

上越市五智6のなおえつ海水浴場近くの市道脇で起きた土砂崩れで、同市は2014年12月25日午後4時、現場近くの住宅地に被害がおよぶ危険性は低いとして前日から7世帯13人に出していた避難勧告を解除した。市道の土砂撤去は26日以降に着手する見通しだが、年内の復旧は微妙だという。

一夜明けた25日朝から県妙高砂防事務所などが現地を調査した結果、住宅地は昭和59年の造成で排水ボーリング工事が施工されている上、地形や地質が崩れた部分と異なっており、ひび割れも見られないことなどから、崩壊の危険性は低いと判断。午後4時に避難勧告を解除し、災害対策本部を災害警戒本部に移行した。今後、住宅地と崩れた場所の間に、土砂の移動を定期的に計測するほか、崩れた部分に溜まった水の除去などを行う。

また市道を覆った土砂の撤去については、26日以降に着手する予定だが、年内の復旧は微妙だという。

避難勧告解除を決めた第4回上越市災害対策本部会議
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【土砂崩れ発生時の記事】
◇上越市五智6なおえつ海水浴場近くで土砂崩れ 7世帯に避難勧告(2014年12月25日)
https://www.joetsutj.com/articles/52112353