猟犬の能力や技術を競うための全国大会「第69回成犬部門猟野競技大会」(全日本英系狩猟犬クラブ主催)が2025年12月14日、山梨県で開かれ、新潟県上越市下源入の自営業、南澤直樹さん(63)と愛犬のイングリッシュ・ポインターのベック(4歳・オス)ペアが見事優勝した。春には優勝したペアのみが出場できるチャンピオン戦に出場する。

競技ではハンドラーと猟犬がペアとなり、犬の嗅覚でフィールド内に潜む自然鳥を突き止め、ハンドラーに知らせる。鳥の居場所を見つけた際の犬の動作、ハンドラーの合図に従う犬の様子などが審査される。ハンドラーで元ドッグトレーナーの南澤さんは過去に愛犬と何度も全国規模の大会に出場し、優勝経験も持つが、ベックとの全国優勝は今回初となった。
南澤さんによるとベックは「幼犬のころから変わらず人が好きでとても活発」。競技以外では持ち前の人懐っこさで周囲を和ませる存在だ。今大会同部門には15組が出場した。競技は「当日の天候やコースによっても結果は大きく変わる」と南澤さん。大会当日は大雨で、霧が立ち込める悪天候となったものの、ベックは日頃の訓練の成果もあり、南澤さんとコンタクトをとりながら落ち着いて競技に臨むことができたという。

今回の優勝は「毎日の反復訓練の成果。ほぼ毎日、訓練は天候にかかわらず朝約1時間行う。ベックは短毛で寒がりだが、健康管理をしっかりし、日頃の体調をよく見て、けがをしないように(チャンピオン戦に)臨みたい」と話していた。