新潟県の “あるある本” 相次ぎ出版 自虐ネタも満載

「食パンを落とすと必ずバターが付いているほうが下になる」といったユーモラスで哀愁を含む経験則を「マーフィーの法則」と言うが、それに似たのが「あるあるネタ」。日常生活での些細な経験則を挙げ、笑いと共感を得るものだ。そんなあるあるネタを集めた地方版が相次いで出版されている=写真=

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2014年9月30日発行の『新潟あるある』(TOブックス)と、11月25日発行の『新潟のおきて』(泰文堂)の2冊だ。クスッと笑えたり、自虐的な県内のねたを集めたもので、上越地域のねたも多数収録されている。

『新潟あるある』では「高田公園の夜桜は“日本三大夜桜”の一つである!だが他の二つは知らない」「“ダイエー”はスーパーじゃなくパチンコ店」「節分の時に投げるのは落花生」「上越の“高田城”は有名だが、城主のことは知らない」「スターバックスの開店に上越市民は歓喜」など、思わず膝を打つネタが満載だ。漫画入り。新書版、160ページ、950円。

『新潟のおきて』には「小学校には“米作り体験”用の田んぼがある」「パチンコ屋がやたら多く感じる」「他県から届く手紙の住所はたいてい“潟”の字が間違っている」「これといった観光地が思い浮かばない」「スキーが得意とは限らない」など、こちらもお国自慢(?)に欠かせない笑える地域ネタを文章と漫画で構成している。新書版、176ページ、952円。