消防マニアのしわざ? 上越市の高士分遣所で防火衣など盗難

新潟県上越市の上越地域消防事務組合は2014年9月11日、同市高津の上越南消防署高士分遣所から防火衣など計4点が盗まれたと発表した。同組合で防火衣が盗まれたのは初めて。

盗難にあったと同じ上越消防の防火衣
防火衣

発表によると、10日午後1時前、同分遣所の男性職員が避難訓練指導に出掛けようとしたところ、消防車両のガレージ内にある所定の位置に掛けてあった防火衣(5万6700円相当)、防火ベルト(6300円相当)がないことに気付いた。防火ベルトと一緒にしていたLED電球の懐中電灯1個と、防火手袋1組もなくなっていた。

分遣所の職員13人全員に確認したところ、心当たりがなく発見できなかったことから、何者かが侵入して持ち去ったと判断。11日に上越警察署に被害届を提出した。予備品で対応できるため活動に支障はない。

同組合によると、男性職員は9日午後5時頃、防火衣などを所定の場所に片付けたという。4人が宿直する夜間は分遣所玄関の鍵を閉め、防火衣が掛けてあったガレージのシャッターは、施錠せずに下ろしていた。10日朝にガレージのシャッターや、ガレージから屋外に出る通用口を開けたという。

同組合では、出動に支障のない出入り口の施錠の徹底や、分遣所内の巡視の実施などを行うとしている。