新潟県上越市大日に建設していたサービス付き高齢者向け住宅「だいにちスローライフビレッジ」が完成し、2014年4月30日に竣工式が行われた。一般市民も利用できる別棟のミニスーパー「野菜村」、和定食などを提供する「大戸屋ごはん処」、アイスクリームとクレープの「ホブソンズ」、パン工房「くろわっさん」、めん類やカレーの「となりのカレー屋さん」、クリーニング店の「さっちゃん」は、5月3日にオープンすることになった。
センター棟にある飲食施設は5店。「大戸屋ごはん処」は上越地域初出店で、県内3店目。肉や魚をメーンにした定食、丼もの、ヘルシーメニュー、サラダ、デザートなどを提供する。店内は60席のテーブル席ほか、全国初の和室が設置された。
アイスクリームとクレープの「ホブソンズ」は、1985年にアメリカのサンタバーバラから日本に上陸したアイスクリーム店。新潟県内初出店となる。フレーバーに本物のフルーツや菓子を専用マシンでミックスするブレンドアイスクリームが特徴。クレープにもトッピングできる。アイスクリーム(フレーバー)は18種類前後、ブレンド用には、イチゴ、バナナ、パイナップル、ブルーベリー、ラズベリー、クッキーなど14種類前後を用意している。ナッツやシロップなどのトッピングも楽しめる。
パン工房「くろわっさん」は、焼きたてのパンを提供するインストアベーカリー。店名の通り、クロワッサンが自慢で、チョコ、バター、あんこ、バニラ、紅茶などの種類がある。ほかにオニオンロール、メープルデニッシュなど、約30種類をそろえている。
「となりのカレー屋さん」はカレー、そば、うどん、ラーメンを提供する軽食店。
ミニスーパー「野菜村」は、野菜などの生鮮食品や日用品、菓子、惣菜などを販売する。特に上越産の野菜に力を入れている。
オープンを記念して、5月3日から6日まで、オープンキャンペーンを実施する。初日の3日午前11時30分からは、マグロの解体ショー、綿あめ、輪投げなどのイベントを実施する。各店舗では、先着サービス、割り引きサービスなどを実施する。
「だいにちスローライフビレッジ」は、上越地域で総合福祉サービスを展開する「リボーン」(飛田尚文社長)が、本社隣の約3万6000平方mの敷地に建設した高齢者向け住宅。今回完成した第1期工事は単身用40室と、世帯用12戸の計52室。いずれもバリアフリー構造のリビングキッチンと寝室のほか、家庭菜園やガーデンニングができる庭が付いている。現在、約3分の2が契約済みで、間もなく入居が始まるという。