上越市の上越流通センターとマルコシ食品が事業停止

新潟県上越市栄町2の青果物卸売「株式会社上越流通センター」(資本金1200万円、従業員30人)と、同所の野菜漬物製造業「マルコシ食品株式会社」(資本金1500万円、従業員4人)は7月31日付で事業を停止し、弁護士に事後処理を一任した。帝国データバンク上越支店の調べで、負債総額は2社で約2億6000万円が見込まれる。両社とも今後新潟地裁高田支部に破産手続き開始の申し立てを行う予定。

上越流通センターは1972年1月に創業、76年12月に法人改組した青果物卸売業者で、スーパーや小売店を顧客として、94年2月期の年売上高は約16億円を計上していた。2001年9月には、旧大潟町に小売店を出店、2002年12月と2011年4月にも小売店を出店したが、競合激化で売上の減少が続き、2008年に大潟店を閉店した。最近の年売上高は7億円内外にとどまっていた。

マルコシ食品は1972年1月に設立され、スーパーや食品小売店を顧客としてピーク時には1億円以上の年売上高を計上していた。近年は売上の低迷が続き、関連会社の上越流通センターの行き詰まりに連鎖したもの。

負債額は上越流通センターが、債権者約120人に対し約1億8000万円。マルコシ食品が、債権者56社に対し約8000万円が見込まれる。

上越流通センターが経営していた寺町2のスーパーマーケット「生鮮市場 寺町マルシェ」も閉店
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