ノロウイルス対策で上越市が緊急会議

上越市西城町3にある医療法人知命堂病院運営の介護老人保健施設くびきので、ノロウイルスによる感染性胃腸炎で入所者2人が死亡したことを受けて、上越市は2010年12月14日、関係課長会議を緊急開催して注意を呼びかけたほか、市所有の公共施設での感染予防を確認した。

関係職員に注意を呼びかける野澤部長
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市は14日朝、各部の主管課長ら約20人を集めて関係課長会議を開催した。約800か所ある教育機関や福祉施設など公共施設で感染予防の徹底や発症拡大の防止を確認。健康福祉部が感染者の隔離を促したほか、吐しゃ物や便の処分方法や施設の衛生管理などを説明した。

野澤朗・健康福祉部長は「ノロウイルスによる感染性胃腸炎は毎年発生している。今回のように大事に至ることもあるので緊張感を持って対応してほしい」と出席者に呼びかけた。

同法人によると、14日に新たに入所者2人、職員2人が下痢や嘔吐などを訴えた。集団感染が確認された11日以降、医師ら施設関係者以外の施設内への立ち入りを禁止している。

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感染性胃腸炎で下黒川保育園が登園自粛


 上越市は13日、柿崎区の市立下黒川保育園(43人)で感染性胃腸炎の症状を訴えて欠席する園児が相次いだことから、園児の保護者に14、15日の2日間、登園自粛を要請した。
 市によると、2010年12月13日時点で9人が欠席。市は園内の消毒や清掃を増やすほか、上越保健所と連絡を取って対応している。