県議選出馬で矢野学市議が辞職へ

来春の県議選上越市区(定数5)への出馬を表明している上越市議会議員の矢野学氏(70)は2010年12月15日までに議員辞職願を滝沢逸男議長に提出し、同日開かれた市議会本会議で許可された。辞職は31日付。矢野氏が選出された安塚選挙区の定数は1で、来年2月末までに補欠選挙が行われる。

矢野氏は元安塚町長。12月定例会最終日となった15日の本会議で「合併の一人の責任者が議席を得て(市議として)5年8か月勤務してきた。市民の皆さんにご支援を感謝したい。今後引き続き上越市発展のため、身を粉にして市民の一人として活動したい」とあいさつした。

市議会の議場で辞職のあいさつをする矢野学氏
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矢野氏辞職から5日以内に滝沢議長が市選挙管理委員会に通知し、通知の翌日から50日以内に補欠選挙が行われる。

来春の県議選には現職の小林林一(66)、楡井辰雄(58)、市村孝一(49)=いずれも自民=、梅谷守(36)=民主=、小山芳元(62)=社民=の5人のほか、同じ上越市議で近藤彰治氏(60)=みんなの党(推薦申請中)=と滝沢一成氏(53)=民主=が出馬予定。矢野氏は無所属で出馬予定。近藤、滝沢両市議とも1月末から2月にかけて辞職するとしている。