上越市仲町4のJR信越線の高田駅構内にホームをつなぐ新しい跨線橋と車椅子で利用できるエレベーターが2基が完成し、2010年12月24日から使用できる。これまで車椅子利用者はホームから線路に降りて駅員に運んでもらう必要があったが、これら施設の完成により自由に移動できるようになる。
同市の交通バリアフリー基本構想に基づいて、JR東日本が、国と市の補助を受けて整備。昨年7月に着工しこのほど完成した。
新跨線橋は、改札口からホームに入って左手(南高田駅側)。エレベーターは車いすで乗っても方向転換せずに降りられるタイプで、11人乗り。現在の跨線橋は春日山駅側のホームの端にあり、エレベーターを設置するスペースがなかった。
これまで高田駅では、車椅子利用者が線路で隔てられたホームに移動する場合、駅員の介助を得て渡らねばならず、さらに安全のため事前に駅に連絡する必要もあった。この不便が今回の施設整備により解消されるという。
また来年春には、改札口付近が一部スロープ化される。