バスの運転士はサンタクロース!?

サンタクロースの衣装を着た運転士が登場

クリスマスの楽しい気分を味わってもらおうと、頸南バス(本社・妙高市栄町)は2010年12月20日から、サンタクロースの衣装を来た運転士が路線バスを運転する「クリスマスバス」の運行を始めた。25日まで妙高市、上越市の板倉区、清里区、中郷区の一部バス路線に登場する。運がよければ、サンタクロースの運転士を見かけるかも。

=動画・1分11秒=

サンタ運転士の初乗務は、新井バスターミナル7:23分発岡沢行の路線バス。発案者の近藤一男さん(50)が、真っ赤な衣装、白手袋、白いひげを着けて、ハンドルを握った。「やっぱ、抵抗感あるわ。恥ずかしい」と言いながら。

途中、板橋停留所から中郷小学校と中郷中学校の児童・生徒7人が乗車。前もって告知されていたため、サンタクロースの運転士にも驚くことなく、クールな表情で乗車していた。

折り返しの岡沢発、新井バスターミナル行には、けいなん総合病院や朝市の利用者などが乗車した。恰幅のいいサンタクロースの出現に、笑いながら「似合ってるよ」と声を掛ける人もいた。

近藤運転士は「子供たちはあまり驚かなかったなあ。逆に、オジサン何してるの、という感じ」と拍子抜け。でも「すれ違うバスに乗っていた子供たちが手を振ってくれたり、女子高生がアッ、アッといって注目してくれた」と喜んでいた。

同社の橋立隆宏業務部長は「もっとバスに関心を持ってもらいたいと企画した。バス内の飾り付けが大変なので、クリスマスバスは1台だけにした。来年は運転に支障のない範囲でほかの衣装も考えたい」と話していた。