2015年春の北陸新幹線開業に向けて行政や商工団体などで作る新幹線まちづくり推進上越広域連携協議会(会長・田中弘邦上越商議所会頭)の駅名等検討部会の初会合が2011年5月24日、上越商議所で開かれた。幅広く意見を集約し駅名を絞り込み、来年3月末をめどにJR東日本に要望する。
同部会は学識経験者や上越、妙高両市の商工観光団体、昨年度に街頭アンケートなどを行なってきた「駅名を考える会」、公募市民など13人で組織。公募市民2人については6月3日まで募集中で、2回目の会合から出席する。
市によると、東北新幹線などの先行事例では開業のおよそ半年前に地元自治体から提案された3~5案をもとにJRが駅名を決定している。同部会では、上越地域のピーアールを兼ねた駅名の全国募集や公開討論会などを行い、10月以降絞り込み作業に入り来年3月末までにまとめる予定。
また部会では新幹線新駅の駅名のほか、地元の意見を参考にしながら並行在来線駅の駅名についても考える。また東口、西口、自由通路の愛称なども決める。現在の信越本線の脇野田駅は東側に移設され、新潟県と上越市、妙高市が出資した第三セクター「新潟県並行在来線株式会社」の駅になる。この駅名についても考える。
部会長に就任した上越教育大学の佐藤芳徳副学長は「なるべく多くの方々の支持を得て、50年、100年を見越して愛される名前を付けられるようにしたい」と話した。
締切り6月3日の公募市民委員2人への応募は次のページからできる。
http://shinkansen-joetsu-koiki-renkeikaigi.jp/news/20110516.html