上越市に県災害救助条例適用 06年以来5年ぶり

新潟県は2011年1月29日、連日の降雪で多数の住家に被害が生ずるおそれがあるとして、上越市に県災害救助条例を適用した。対象となるのは同市大島区で、同条例適用は2006年の「平成18年豪雪」以来5年ぶり。

同区のこの日の平均積雪は292cmで、県条例適用基準321cmを下回っているが、県は2mを超えている場合には弾力的に条例を適用しており、基準までの積雪があと1割を切っていることなどから適用した。

条例適用により一人暮らし高齢者など要援護世帯の除雪費用の半分を県、もう半分を市が負担する。

29日、吉川区では平均積雪量が199cmと条例適用基準まであと1cm、安塚区が260cmであと31cm、浦川原区が163cmであと37cm、牧区が267cmであと37cmに迫っている。
 市は今後雪の状態を見ながら、これらの区についても県に適用の協議を要請する方針。

県災害救助条例は上越市のほか、28日には柏崎市(旧高柳町)と十日町市(旧松之山町)適用されている。

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