妙高市の「道の駅あらい」が東側へ拡張 雪室や農家レストランなど設置へ

新潟県妙高市は、上信越道の新井PAに隣接する「道の駅あらい」の東側に、雪室や農家レストラン、農園、バーベキュー広場などを拡充整備する。今後、測量、実施設計を経て造成に入り、オープンは2019年度の見込み。

国道18号を挟んだ「道の駅あらい」東側に新施設が整備される
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拡充整備するのは、「道の駅あらい」の国道18号を挟んで東側一帯。2015年1月に全国で35か所の「重点道の駅」に選定されたことから、整備計画が策定された。全体面積は3.2haで、このうち2.4haを妙高市が整備する。事業費は約10億円。残りの0.8haは、屋根付きのチェーン着脱所や駐車場として国が整備する。

施設の配置図
道の駅あらい配置図TJ用

施設では、雪室、農産物直売所、農家レストラン、情報発信施設などが一体となった「雪室ステーション」が設置される。防災広場は、災害時に避難場所となるが、普段はバーベキュー広場として利用できる。隣接する農園で収穫された作物を焼いて食べることもできる。駐車場は市整備分だけで150台収容。

現在も特産品販売店や食堂などがあり、競合が心配されるが、妙高市観光商工課では「既存施設は高速道の利用者が多く、新施設は国道18号の利用者が多く見込まれる。農業が中心の活性化施設として、既存施設と差別化したい」と話す。

交通量の多い国道18号を挟むが、南北に2か所の地下人道ボックスがあり、安全に人が行き来できる。