新潟県上越市中郷区と妙高市にまたがる関山演習場などで行われている日米共同訓練で、米軍の輸送機オスプレイを使った飛行訓練が2017年3月9日から始まった。同日午後には、米軍横田基地からオスプレイ2機が関山演習場へと飛来。離着陸や旋回などの訓練が実施された。
日米共同訓練は6日から17日まで、関山演習場と群馬県の相馬原駐屯地、相馬原演習場で行われている。防衛省によると、訓練ではオスプレイを始めとする日米の航空機15機程度が参加する。
9日には航空機の飛行訓練が始まり、関山演習場では同日午後3時25分頃に長野方面から2機のオスプレイが飛来した。演習場周辺の上空を旋回し、演習場内で離陸や着陸を繰り返した。
昨年2016年12月には、沖縄県名護市でオスプレイが不時着して大破する事故が発生。事故後としては国内初の飛行訓練となった。演習場周辺には地域住民らが集まり、携帯電話やデジタルカメラなどで機体を撮影していた。
中郷区二本木の女性(70)は「一生に一度、あるかないかの機会だと思って見に来た。訓練は安全に行われると聞いているので、信じたい」と話していた。
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