BMX(バイシクルモトクロス)やスケートボードなど“アクティブスポーツ”の普及や発展を図る「上越アクティブスポーツ協会」の小竹潤代表らが2016年6月13日、上越市役所で村山秀幸市長と面会した。日本初となるというアクティブスポーツの複合型屋内施設を上越に建設し、新しい遊び場として地域を活性化させたいと村山市長に訴えた。
アクティブスポーツとは、フリースタイルスキーやスポーツクライミングなど、速さや高さ、危険さや華麗さを兼ね備えたスポーツ全般を指す。
同協会は、昨年9月に発足した準備会を経て、今年5月に設立した。
この日は小竹代表ら6人が村山市長を訪ね、「上越に遊び場がないと言って、都会へ出ていく若者が多い」「上越は雨の日が多くて、金谷山公園のBMX場も使えない日が多い」などの現状を訴えた。その上で「上越は自然環境に恵まれている。この場所に、日本初の施設を作りたい。私たちで、大きいムーブメントを起こしたい」と熱い思いを語った。村山市長は「企業に投資してもらったり、クラウドファンディングなどで資金を集めるなど、みなさんの発想で取り組んでみてほしい」と話していた。
建設費用は新設で約6億円を見込んでいる。賛同企業などを探して建設を実現させたい意向。既存の体育館や倉庫などの改修も検討し、場所は上越市の高田地区を中心に、妙高市、糸魚川市も視野に入れていくという。東京五輪が開かれる2020年までの完成を目指す。
小竹代表は「それぞれ別々に活動していたスポーツが、力を合わせれば新しいことができるはず。建設を実現させたい」と話していた。