「元気人」が11月末で日帰り入浴の営業を終了

上越市街地での日帰り温浴施設の先駆け、新潟県上越市新光町3の「ハーバルスパ&ホテル元気人」は、2016年11月30日で日帰り入浴の営業を終了する。今後は宿泊客のみの利用となる。

ハーバルスパ&ホテル元気人
元気人

設備老朽化と地下水が利用できなくなったこと、同業間の競合激化などを理由としている。営業終了に伴い、手持ちの回数券、無料券、半額券は11月末までに使用するよう、利用客に呼び掛けている。

「漢方温泉 元気人」は、薬草風呂と温浴施設を組み合わせた民間施設として1989年(平成元年)、上越大通り沿いにオープンした。当初は1890円という入浴料にもかかわらず、草根木皮を主成分とした薬湯が大人気となった。1993年にはビジネスホテルを併設するなど、施設の拡張も図ってきた。

その後、旧市内では、1993年(平成5年)に本町2にスーパー銭湯「湯遊」がオープン。2004年(平成16年)3月12日には富岡に「七福の湯 上越店」、同年10月18日には富岡のウイングマーケット内に「上越の湯」が営業を始めた。2007年(平成19年)1月30日には下門前に「門前の湯」がオープンした。「湯遊」は2006年2月末に閉店したものの、旧市内には計4つの入浴施設が営業している。

同業者間での競合が激化したことから、「元気人」では2008年から料金の大幅値下げを行い、2014年には「ハーバルスパ&ホテル元気人」として全面リニューアルし、温度が低めの蒸気サウナ、アロマを噴霧したリラクゼーションルームを新設していた。

◇公式サイト
http://www.hotel-ascent.com/genkijin/

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