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上越市の本町通りからスーパー消滅! イチコ本店が3月末閉店

1年前

新潟県上越地域に7店を展開するスーパーマーケット「イチコ」(竹内一夫社長)の創業の地、上越市本町1の本店が、2016年3月31日で閉店する。昭和30年代に食料品などのセルフサービス販売が高田市(現上越市)で始まったが、同店の閉店により、上越市の本町通りからスーパーマーケットが消滅する。

3月末で閉店するイチコ本店(上越市本町1)
イチコ本店閉店

本店は、1961年(昭和36年)に鮮魚商からスーパーマーケットへ業態変更し、55年間営業を続けてきた。同社の小林和雄常務は「本店は10年以上も前から採算が合わず、いつ閉店してもおかしくない状態だった。創業の地であるという創業家の竹内家の思いから、今日まで残ってきた」と話す。

閉店の掲示は3月7日に貼り出したが、「営業を継続してくれなどの要望は思ったほどではなく、拍子抜けしている。これも時代の流れだろう」という。「私がこの業界に入って35年になるが、入った当時は本町通りと周辺に8店舗のスーパーがあった。ブロックの肉が飛ぶように売れた時代が夢のようだ」と、昔を振り返っていた。

本店機能だけ残し、924平方mある売り場は閉鎖する。職員のリストラはせず、希望を聞いて配置転換するという。

スーパー盛衰史

上越市高田の本町商店街では、1960年(昭和35年)前後に「主婦の店高田店・ホシ」が本町4に開店したのがスーパーマーケットの第1号。専用かごを持って買い物をしレジスターで会計をするセルフ方式が人気を呼んだ。その後青山、イチコ、こたやが出店し、デパートや専門店とともに客を集め、1975年(昭和50年)前後に本町商店街は最盛期を迎えた。

しかし、車社会になって駐車場不足に陥り、郊外に大型店が進出した昭和50年以降から、次第に客は減少に転じていった。2002年(平成14年)に長崎屋が閉店し、地階にあったスーパーこたやも閉店。2010年には大和上越店が閉店し、本町商店街は2つの核を失った。旧長崎屋内地階のイチコ中央店(旧長崎屋内)が2007年(平成19年)に閉店。あすとぴあ高田内に2013年(平成25年)オープンした「旬菜市場はるか」も業績不振で、1年半余りで閉店に追い込まれた。

近隣では、寺町2に2011年オープンした「生鮮市場 寺町マルシェ」が2年余りの営業で閉店、60年以上の歴史がある仲町1のスーパー「あつみや」も2015年2月に閉店している。