新潟県妙高市雪森の「信越工業」は、薪ストーブやDIYなどの趣味を楽しむ平屋住宅の完成見学会を、上越市板倉区内で2025年4月12、13日に開催する。薪ストーブメーカーとコラボレーションした薪ストーブの実演などもある体験型イベントで、予約なしでも見学できるが案内は予約優先となる。
「薪ストーブ」「DIY」趣味を楽しむ平屋の家
公開されるのは、延床面積97.30平方m(29.43坪)平屋の2LDK。高い気密性、断熱性、耐震性を備えたコンパクトながら開放感もあるアメリカンビンテージ風デザインで、「趣味を楽しむ」をテーマに「薪ストーブ」や「DIY工作室」も設けた。総延長約13m、幅約2.7mの軒により、直射日光や雨雪に当たることなく、ゆっくりくつろいだりできる。
約27畳あるリビングダイニングは勾配天井を生かした開放感ある空間で、眼前に広がる田んぼや遠くの山々などを借景し、四季折々の風景を眺めながら過ごせる設計。壁面はホワイトを基調にしつつ、ドアやキッチン、カップボードのカラーリングをネイビー系にしてアクセントをきかせた。
キッチンは一段低い下がり天井で、勾配天井と同じレッドシダーで統一感を持たせた。天井に高低差をつけることで間接照明が生き、光の当たり方や空間の印象を変化させている。また、床は高い耐久性・耐水性を持つナラの無垢板張りで、シンプルでナチュラルな美しい木目を楽しめる。
薪ストーブは家全体をやわらかく暖めるだけでなく、薪ストーブを使っての料理など家族に特別な時間をもたらす。趣味のDIYでウッドデッキ製作を予定しており、そこでコーヒーを味わったりバーベキューを楽しんだり、日々を楽しく暮らす夢を描く。
薪ストーブ専門店の実演、ストーブ調理品提供も
両日は、薪ストーブの販売・施工を手がける「グッドライフ上越」(上越市藤新田)とのコラボで、薪ストーブの実演もある。遠赤外線効果によるやわらかな暖かさ、炎がゆらめく癒やしの時間などを体感できるほか、コーヒータイム、薪ストーブを使った簡単な調理品の振る舞いなどもあり、将来の過ごし方にも触れられる。
さまざまな建築物を手がける信越工業
設計・デザインを行った信越工業は、「MYOKO BASE CAMP」(妙高市・いもり池)、アパホテル上越妙高駅前など、商業施設、マンション、ビルなど、さまざまな建築物を手がけてきた。そのノウハウを生かして設計、建築した住宅は、新築で約500棟、リフォームは約400棟もの実績があり、多くの支持を集めている。
見学会会場