豪雪地の上越市牧区で雪下キャベツ「深山姫」の収穫始まる 雪を生かした特産品

新潟県上越市の豪雪地、牧区棚広の冬の特産品である雪下キャベツ「深山姫(みやまひめ)」の収穫が2026年2月から始まった。畑の上に積もった約2mの雪をショベルカーで除雪し、雪の中から掘り出している。

ショベルカーで除雪後、雪の中から掘り出される雪下キャベツ「深山姫」

雪下キャベツは雪の中で凍らないよう糖分を蓄えることで甘みが増す。深山姫は山間地で棚田が広がる同集落の農事組合法人「棚広生産組合」(吉田悟代表)が、雪を生かした特産品として栽培に取り組み、2023年から販売している。ネーミングの「深山」は集落から見える山の呼び名にちなんだ。

雪の中で甘みが増した深山姫

昨年8月下旬に、10aの畑に1600株を定植。年明けから断続的に降雪があり、収穫が始まった2月には積雪約2mとなった。2回目の収穫となった6日は組合員6人がスコップで雪の中から次々と深山姫を掘り出した。今季は秋の日照不足などの影響で、例年に比べてサイズは小さめで、一玉1kg前後となっている。

販売は今年で4年目。年々認知度も高まり、牧区内の学校給食にも使用されている。この日は大量注文を受けての収穫作業となり、約150個を出荷した。

専用ロゴマークのシールを貼って販売している

同組合の益子泉さん(38)は「今季は秋の気候が例年と違ったが、順調に収穫できて安心している。予約注文が来るようになり、栽培を続けてきてよかった」と話した。収穫作業は2月末までの予定。

価格は1kg300円。 毎週金曜に収穫している。同市大道福田のJAえちご上越の農産物直売所「あるるん畑」にも出荷しているが数が限られる場合もあり、同組合に予約注文(025-533-5870)が確実。受け付けは平日の午前9時〜同11時。

棚広生産組合センターの場所