PRグッズで佐渡金山世界遺産登録をビジネスチャンスに 上越商工会議所が配布

「佐渡島の金山」の世界遺産登録をピーアールし地域経済を盛り上げようと、新潟県上越市の上越商工会議所はポスターとのぼり旗、シールのピーアールグッズを製作した。2024年9月から希望する市内の事業所や商店などに配布している。

上越商工会議所が配布しているPRグッズのポスターとのぼり旗

いずれも金山に合わせて金地でデザインし、A1サイズのポスターには「祝佐渡金山世界遺産登録」の文字とともに、目立つように大きく「佐渡」と印字した。ポスターとのぼり旗には、新潟港、両津港、小木港、直江津港を日本海と佐渡島で結ぶ海上国道350号を紹介。「『海の国道』で佐渡へ行こう」と呼び掛けている。シールは直径3cmで土産物などに貼るタイプだが使い方に決まりはなく、パンフレットや年賀状などに貼ってもいいという。

土産物や商品に貼られたシール(鮮魚センターあるるんの海)

ポスターとのぼり旗は各300枚、シールは3万枚を作成。多くの人の目に触れることで機運が盛り上がるとして、会員企業に限らず会員外の企業や団体、町内会、個人にも配布する。

同商議所総務課の秋山裕樹課長補佐は「これから来年度にかけては観光効果が期待される。佐渡金山の世界遺産登録を地域経済の活性化に生かすため、会員外でも遠慮せずに使ってほしい」と話している。申し込み、問い合わせは025-525-1185