高田城址公園観桜会が開幕 露店200店、イベントも復活 桜はまだつぼみ

新潟県上越市が誇る一大観光イベント「第99回高田城址公園観桜会」が2024年3月29日、開幕した。コロナ禍を経て、5年ぶりに全国から200を超える露店が並び、食べ歩きなどの制限がないにぎやかな祭りが復活する。桜はまだつぼみだが、初日は午後から晴れ間が広がり、開花を待ちわびながら散策する人の姿が見られた。会期は4月14日まで。

早咲き品種のコヒガンザクラの下で花見を楽しむ人

今年は、感染症対策で禁止されていた食べ歩きや飲み歩きが解禁され、昨年は県内事業者のみに限定し60店ほどだった露店も、全国から約210店が出店する予定。ステージイベントも5年ぶりに復活し、今年は会期中の土日曜に、高田城址公園オーレンプラザのホールで屋内開催される。入場無料。

露店が並ぶ園内

開幕初日は朝から雨が降り、強風で園内のぼんぼりが破損し取り替え作業に追われるトラブルもあったが、昼頃からは青空が広がった。午後1時過ぎは露店の3割ほどが営業し、りんご飴やたこ焼きをほおばる中高生や、芝生にシートを広げて花見をする子供連れらの姿があった。

上越グルメが並ぶ「上越うまいもの物産展」エリア

学童保育の仲間と初めて観桜会に訪れ、早咲き品種のコヒガンザクラの下で花見をしていた糸魚川市立大和川小1年の女子児童(7)は、「桜が奇麗。思っていたより屋台がたくさんあってびっくりした。ぽっぽ焼きを初めて食べておいしかった」とほほ笑んだ。

娘(4)と息子(7)を連れて訪れた上越市大和2の女性(40)は「(ここ数年は)コロナで飲食も禁止になったりだいぶ寂しくなっていたので、今年はにぎやかになってほしい。満開になったらまたお弁当を持って来たい」と話していた。

園内のソメイヨシノはまだつぼみ

日本気象協会によると、27日時点で同園の桜の開花は4月3日、満開は同7日と予想されている。

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