上越市、糸魚川市の海岸に石川県などの漁船16隻漂着 能登半島地震の津波影響か

新潟県上越市と糸魚川市の海岸に、能登半島地震の津波により流されたとみられる石川県などの漁船が漂着している。上越海上保安署が2024年1月9日までに16隻を確認した。

能登半島地震の津波で流れ着いたとみられる漁船(9日、上越市たにはま海水浴場)

同署によると、4日にはじめて漂着を確認し、9日までに上越市の名立区や長浜、虫生岩戸、柿崎区で9隻、糸魚川市の藤崎や浦本などで7隻が流れ着いた。船体の登録番号や船名から、このうち12隻が石川県、2隻が富山県の漁船と判明し、残り2隻については調査中。

ひっくり返って打ち上げられた漁船(同)

総トン数は最大5tほど、長さは最大10mほどと、いずれも小型船舶だという。再び流されるおそれがあるものについては、ロープなどで固定した。

波消ブロックなどに固定された石川県の漁船(9日、上越市虫生岩戸)

撤去や所有者への引き渡しなどは自治体が対応するという。

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