「無印良品 直江津」初公開 20日のオープンを前に内覧会開催

新潟県上越市西本町3の直江津ショッピングセンター2階に2020年7月20日オープンする生活雑貨「無印良品 直江津」の報道陣向け内覧会が14日、開かれた。「地域の“くらしの真ん中に”」をコンセプトに、暮らしに役立つアイテムやサービスを盛り込んだ店舗が初公開された。

雁木通りを連想させる1階と共通の梁が印象的 20200714-DSC_3517

内覧会には、無印良品を運営する「良品計画」(東京都)の金井政明代表取締役会長のほか、施設を所有する頸城自動車の山田知治社長、村山秀幸上越市長らが出席した。金井会長は「100年後どんな街を作るのかをテーマに活動する拠点を作りたかった。我々は直江津に巻き込まれていくので、地方の素晴らしさを地域の皆さんと一緒に作っていきたい」と語った。

報道陣に向けあいさつする金井会長(左) 20200714-DSC_0207

無印良品直営部分の売り場面積は4934平方mで、無印良品として世界最大級の広さ。コンクリートの床に雁木通りをイメージした梁がめぐる洗練された店内で、ブランドのほとんどとなる約7000アイテムの商品が並ぶ。

多彩な商品がジャンルごとに並ぶ店内 20200714-DSC_0329  

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「BOOKS & CAFÉ」コーナーは、食と絵本を中心とした書籍と古本を3万5000冊規模でそろえる「MUJI BOOKS」と、無印良品店内初出店となる「スターバックスコーヒー」で構成。売り場中央には渦のように本棚が重なり立ち、同店を象徴するコーナーとなっている。

「MUJI BOOKS」 20200714無印2

渦のように配置された印象的な本棚 20200714-DSC_0352

「MUJI BOOKS」に隣接する「スターバックスコーヒー」 20200714-DSC_0483

スターバックスの壁面には、上越市出身の児童文学作家・小川未明の代表作と店のつながりを表す人魚のアートが DSC_3543

食のコンテンツとして、JAえちご上越の農産物直売所「あるるん畑」と連携し、上越産の野菜や米など約100品目を販売する「なおえつ良品市場」や、カレーやラーメンなど世代を問わずに楽しめるメニューを良心価格で提供する「なおえつ良品食堂」を展開。同社テナントとして、輸入食品などを扱う「カルディコーヒーファーム」、全国各地の食品を販売する「久世福商店」も出店した。

小上がりの周りに野菜や米などが並ぶ「なおえつ良品市場」 20200714-DSC_0398

フードホール「なおえつ良品食堂」 20200714無印3

食券を購入して店に提出、受け取りと食器返却はセルフで行う 20200714-DSC_0308

無印良品自慢のカレーなどが味わえる DSC_3549

海外のコーヒーや菓子、ワイン、スパイスなどを扱う「カルディコーヒーファーム」 20200714-DSC_0383

全国各地の調味料や食品をそろえる「久世福商店」 20200714-DSC_0319

上越市後援のコミュニティースペース「Open MUJI」は、自習や休憩スペースとして開放し、デザイナーの展示会や同店スタッフによるワークショップなどのイベントも開催するという。

コミュニティースペース「Open MUJI」 20200714-DSC_0454

料理教室なども開催できる 20200714-DSC_0448

このほか、普段使っているものを防災用品として提案する「MUJI CAMP TOOLS」コーナーを初めて設け、「無印良品の家 陽の家」のショールームを全国で初めて店舗内に設置した。

国内外アウトドアメーカーの商品も扱う「MUJI CAMP TOOLS」 20200714-DSC_0470

平屋建て「無印良品の家 陽の家」のショールーム 20200714-DSC_0338

グランドオープンは7月20日午前10時。新型コロナウイルス対策として、16〜19日に抽選客を対象にプレオープンを行うほか、グランドオープン後は、1000人を基準に入場制限を実施する。

また、頸城自動車の未稼働のバスを活用して中山間地域に赴く「MUJI TO GO移動販売」は、今年8月から運行予定。車内に商品を陳列するほか、テントを広げて売り場を設置する。老人ホームや大学など、行き先によって積む商品は変えるといい、現在、市がルートや行き先を検討している。

8月運行予定の移動販売車 20200714-DSC_0513

棚を設置し商品を並べた車内 20200714-DSC_0520

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