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上越消防にドラゴンハイパー・コマンドユニット配備

5か月前

石油コンビナートなどの大規模火災に特化した部隊「ドラゴンハイパー・コマンドユニット(エネルギー・産業基盤災害即応部隊)」が上越地域消防事務組合に本年度、日本海側で初めて新設された。総務省消防庁から同ユニットの中核となる車両の無償配備を受けることから、2019年5月22日、市内で車両配備式や訓練披露が行われた。黒田武一郎消防庁長官らを来賓に招き、関係者が多数参加。同ユニットへの今後の活躍に期待した。

ドラゴンハイパー・コマンドユニットの中核となる2台の車両
車両2台

関川右岸河川敷で行われた訓練
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同ユニットは東日本大震災の教訓を踏まえ、総務省消防庁が国内の石油コンビナート・化学プラントなどの被災に備え、緊急消防援助隊に新たに特殊災害の対応に特化した部隊。昨年度末までに同組合を含む全国12地域に編成された。

同組合は直江津港に石油コンビナートがあることや、南海トラフ地震や首都直下地震の発生が懸念される太平洋側地域への交通アクセスの良さ、20年3月に供用開始予定の新消防本部で受け入れ体制が整うことなどから、日本海側で初めて設置された。

今回無償貸与されたのは「大容量放水ポンプ車」「大型放水砲搭載ホース延長車」の2台。連携して災害に対応する。核となる2台の車両を動かす精鋭部隊「高度化学消防隊(ドラゴンフォース)」も6人で創設。今年6月1日から本格的な運用を開始する。

奥が大型放水砲搭載ホース延長車
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配備式は高田公園オーレンプラザで実施され、来賓や関係者430人が出席。同組合管理者の村山秀幸上越市長は「配備は日本海側唯一で地域住民にとって大変誇らしく頼もしい限り。時代の変化に即応しながら使命感を持ち、人々の生活を守り、大きな責任を果たす」と述べた。黒田消防庁長官は祝辞に立ち、「地域の石油コンビナート災害の対応はもとより、首都圏など至る地域での大規模災害の即応部隊として我が国の安全安心の確保に一層貢献するものと期待している」と語った。

黒田消防庁長官から同組合の伊藤公雄消防長に部隊旗が授与され、伊藤消防庁は「部隊旗を拝受できたことは感激の極み。喜びと責任を胸に深く刻んだ。関係機関とともに新たな上越地域消防の歴史を紡いでいく」と意気込んだ。

黒田消防庁長官から伊藤消防長に部隊旗が授与された
部隊旗

同市鴨島の関川右岸河川敷で配備車両を使った訓練も披露された。