美術館が動物園に!? 芸術の中の動物たち 上越市の小林古径記念美術館で企画展1月4日から

芸術家がさまざまな手法で表現した動物の作品を集めた企画展「どうぶつえんへいこう!」が、新潟県上越市本城町の小林古径記念美術館で2026年1月4日から始まる。絵画や彫刻、工芸など、芸術家の独自の観察眼と表現方法で多彩に表された動物たちの姿を見ることができる。

さまざまな手法で表現された動物の作品を展示

同市出身の日本画家、小林古径をはじめ、古今東西、動物は多くの絵画や彫刻などのモチーフとなっていることから企画した。同館の所蔵作品を中心に31人の芸術家の89点、42種類の動物作品を展示する。

美術館を動物園に見立て、「鳥の楽園」や「水辺のいきもの」「猛獣」「虫の世界」など6エリアを設定。古径記念室には新年にふさわしい「梅にうぐいす」や「鶺鴒(せきれい)」を展示し、鳥の楽園エリアは日本画や油彩画で描かれたツルやブンチョウ、キジ、七面鳥といった鳥たちでにぎやかだ。

「鳥の楽園」エリアのツルや七面鳥などの作品

水辺のいきものエリアには北大路魯山人の2匹の魚を絵付けした皿をはじめ、ニシキゴイ、フナ、キンギョ、カニ、エビなどを描いた絵画、猛獣エリアには妙高市出身の江戸時代の絵師、森蘭斎による迫力ある「龍虎之図屏風」が鎮座する。

2匹の魚を絵付けした北大路魯山人「色絵双魚文皿」

ニシキゴイやフナなどの作品

「猛獣」エリアの森蘭斎「龍虎之図屏風」

展示方法にこだわったという、「ふれあい広場」エリアには、造形作品の3匹のネコや愛犬家で知られた古径の飼い犬のマルチーズ、同市出身のイラストレーターでアートディレクターの大塚いちおさんが描いた上越妙高駅イメージキャラクターのモグラの「ウェルモ」などの作品が並ぶ。

上越妙高駅イメージキャラクター、モグラの「ウェルモ」も展示

同館学芸員の上村聡子さんは「動物園に来ているような感じで作品を楽しんでほしい」と話している。

今年のえと「午(うま)」にちなんだ馬をモチーフにした陶芸と絵画

期間は3月8日まで。開館時間は午前10時〜午後4時(キャンドルナイト開催日の2月11日は午後7時まで)。月曜(祝日の場合は翌日)と2月12日は休館。入館料一般510円、小中高生260円。幼児と上越市内の小中学生は無料。

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