上越市消防団の2つの消防部でガソリン携行缶など盗難被害

新潟県上越市は2019年7月10日、同市消防団の2つの消防部の器具置場で保管されていたガソリン携行缶やガソリンが盗難被害に遭ったと発表した。上越方面隊保倉分団駒林消防部(駒林)と三和方面隊上杉分団第二消防部(三和区井ノ口)のいずれもガソリン携行缶と消防車のポンプを稼動するために使用するガソリンなどが被害に遭った。

ガソリン携行缶などが保管されていた駒林消防部の器具置場
駒林消防部

6月28日、同市上富川の中江用水の櫛池川で、関川水系土地改良区の職員が保倉分団駒林消防部の名称がマジックで書かれたガソリン携行缶を発見。上越市へ通報があったという。発見されたガソリン携行缶は容量が10Lの2缶で、同市駒林の消防器具置場に保管されていたもの。発見当時、缶の中身は空の状態で、混合油約10L、ガソリン約5Lがなくなっていた。

ガソリン携行缶が発見されたことを受け、6月28日から7月1日までの間、市内222の全消防部で消防資機材を一斉点検したところ、駒林消防部以外にも上杉分団第二消防部器具置場で容量20Lのガソリン携行缶1缶とガソリン約20Lがなくなっているのがわかった。同市は7月1日、上越警察署に被害届を提出した。

同市によると両器具置場には消防車両やホースなどが格納されている。器具置場のシャッターは降りていたが、いずれも施錠はされていなかった。