バローが上越市の3店を4月に閉店 新潟県でのスーパー事業から撤退

バローホールディングス(本店・岐阜県恵那市)は2020年2月17日までに、新潟県上越市に展開しているスーパーマーケット「バロー」3店を4月に閉店することを明らかにした。同社は中部地方を中心にスーパーやスポーツクラブなどを展開しているが、3店の閉店によりスーパー事業としては新潟県から撤退することになる。

上越市とよばのバロー上越店 バロー1

閉店日は、バロー上越モール(とよば)内の上越店が4月12日、下門前店(下門前)と上越寺店(寺)が4月5日。いずれも午後6時に閉店する。

バロー上越店は、32のテナントが入る「バロー上越モール」の核店舗として2008年4月17日にオープン。バローとしては新潟県初進出だった。その後、2012年11月に下門前店、2016年7月に上越寺店がオープンした。

同社広報室は閉店の理由について「経営判断」と説明している。同社は2021年3月期までの中期3ヵ年経営計画で、店舗数から商品力に焦点をあてた店舗の改装や再配置などを進めており、3店の閉店はこの計画に基づくものとみられる。

同社は3店の従業員数を非公表としているが「県外の店舗への異動のほか、再就職の支援を行う」としている。

バローは中部や北陸などにスーパーのバロー240店のほか、ドラッグストア411店、スポーツクラブ186店、ホームセンター147店などを展開している。新潟県内には閉店する上越市内のスーパー3店のほか、上越市と新潟市にスポーツクラブ「アクトス」がある。

上越市内のバロー閉店後の店舗の活用については、一部関係者が大手流通系のスーパーなどと交渉を進めているとみられる。

関連記事

[