妙高市の赤倉ホテルでカンピロバクターの食中毒 小学生ら77人が症状

新潟県福祉保健部は2016年8月3日、妙高市赤倉の「赤倉ホテル」でカンピロバクターによる食中毒が発生したと発表した。このホテルを利用した東京都の小学生や教員など10代〜40代の男女77人が下痢や発熱、腹痛などの症状を訴えた。上越保健所はこのホテルを8月4〜6日の3日間、営業停止処分にした。

7月25日午後2時頃、東京都から本県に対して、7月20日から23日までこのホテルを利用した小学生らが下痢や発熱などの症状を呈しているという連絡があった。

上越保健所が調査したところ、連絡のあったグループ101人のうち77人が7月21日午後7時頃から食中毒の症状を呈していたことが判明した。ホテルで使用していた湧き水や、患者40人とホテル従業員2人の便からカンピロバクターが検出された。

45人が治療を受けて、1人が入院したが、全員快方に向かっているという。