10月31日投開票の上越市長選に立候補を表明していた新潟県佐渡市の行政書士後藤浩昌氏(60)が2021年8月29日、不出馬を表明した。
同日、ファクスで報道各社に伝えた。
後藤氏は自宅が佐渡市と東京都内にあり、今年2月の立候補表明後、市長選告示日まで東京の自宅にいるとしていた。しかし、今後も新型コロナウイルスによる緊急事態宣言解除のめどが立たないとして出馬を断念した。「市長選挙に立候補する者が新型コロナウイルスを東京都から上越市に拡散して、上越市の皆様を危険にさらすことがあってはならないと考えた」としている。
後藤氏はこれまで新潟県知事選や佐渡市長選、昨年の刈羽村長選などに立候補し落選している。前回2017年の上越市長選でも立候補を表明したが、告示前に断念した。
同市長選には、元市議の中川幹太氏(46)、前副市長の野澤朗氏(64)が立候補を表明している。また、元市長で昨年の市議選でトップ当選した宮越馨氏(79)の動きも注目されている。
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