「サンキューベイビー!」国内最高齢男性の上越市の渡邉さん112歳 誕生日に村山市長がお祝い

2019年1月20日に国内最高齢の男性となった新潟県上越市在住の渡邉智哲さんが2019年3月5日、112歳の誕生日を迎え、村山秀幸市長から祝い状と記念品が贈られた。

プレゼントを贈られた渡邉さんは「サンキューベイビー!」を連発し、ユーモアあふれる人柄をうかがわせた。「大勢集まってもらって、市長さんにまでお祝いをもらって、誠にありがとうございます。あと1、2年は自信があります」と話し、特技の習字で「日本一」「ありがとうさま」と書いた。

誕生日セレモニーやインタビューの様子を動画でご覧ください。

渡邉智哲さんのお祝い、インタビュー、書の披露の動画

渡邉さんは集まった大勢の報道陣に「おー」と驚きの声を挙げた後、家族からプレゼントされた112の数字の形のケーキを試食。村山市長からは花束とお祝い状、特技の習字に使う筆が、戦前まで勤務していた大日本明治製糖からは同社のブランド「ばら印」にちなんで112本の真っ赤なバラと砂糖4kgが贈られた。施設職員からは、普段の様子の写真を集めた手作りのアルバムがプレゼントされた。

村山市長からお祝い状と記念品を受け取った渡邉さん
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渡邉さんは1907年(明治40年)3月5日に同市浦川原区に生まれた。県立高田農学校(現県立高田農業高)を卒業後、大日本製糖(現大日本明治製糖)に入社し終戦まで台湾で働いた。戦後は安塚区にあった新潟県の出先機関に定年まで勤務した。108歳となった2015年5月から浦川原区の介護老人保健施設「保倉の里」に入所している。

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