融資保証金詐欺で上越市の20代男性が34万円だまし取られる

上越警察署は2023年2月21日までに、新潟県上越市の20代男性から特殊詐欺(融資保証金詐欺)被害の届け出を受理したと発表した。被害額は電子マネーで34万円。

発表などによると、男性は昨年12月4日午後3時頃、個人で融資をしてくれる人をSNSで探していたところ、融資を受け付ける旨の書き込みを見つけ、書き込みをした相手に対し390万円の融資を依頼するメッセージを送った。同日中に、「融資金額の1割を保証金として送金すれば即日融資する」との返信があり、男性は相手が指示した電子マネーを送金できるアプリをインストールし、同日から同月6日までの3日間で4回にわたり計34万円分を送金した。その後相手と連絡がとれなくなったことから被害に気付いた。

同署管内の特殊詐欺被害件数は2月21日現在で2件、被害額は149万円。昨年同時期と比べ件数は1件、被害額は141万円多い。同署では「お金の話は家族や信用できる友人、警察に相談してもらえれば」と注意を呼び掛けている。