旧長崎屋ビル閉店 16階建てに再開発へ

上越市本町5の旧高田共同ビル(旧長崎屋ビル)が2010年6月30日、閉店した。1974年11月のオープン以来、35年余りの歴史に幕を下ろした。2010年6月30日午後6時から、ビル前で閉店セレモニーが行われ、40人余りの市民が名残り惜しんだ。8月からビルの解体作業に入り、2012年10月ごろに商業施設とマンションを組み合わせた新ビルに生まれ変わる。

再開発後のビルのイメージ図

2010年6月の旧長崎屋ビル

長崎屋が経営不振から2002年2月に撤退した後、2006年11月から総合アミューズメントの三井企画(上越市藤巻、三井慶昭社長)がビルの所有者となり一部テナントが営業を続けてきた。30日の閉店時点でカメラ店や喫茶店など6店があったが、そのうち3店は本町商店街などに移転して営業を続けるという。

再開発も三井氏が社長を務める高田まちづくりが事業主体として実施する。新ビルの低層棟には、食品スーパー、飲食店、駐車場などが入る。高層棟には、16階まで55戸の分譲マンションが入る予定。