化学メーカークラレのテレビCMに出ている、生きているぬいぐるみのようなモッフモフの動物、アルパカが2010年6月29日、上越市立大手町小学校にやってきました。アルパカを飼っている小学校は全国で初めてだということです。
アルパカは南アフリカ大陸原産のラクダの仲間。毛は保温性や耐久性にたいへん優れ、昔から衣類に使われてきました。
大手町小学校の1年生66人が、今月初旬に親子活動で行った長岡市山古志でアルパカに出会いました。そのとき、子供たちの「飼ってみたい」という願いが通じて、栃木県の那須高原にあるアルパカ牧場から来年3月まで2頭を貸してもらえることになりました。
6月29日に2008年生まれの2頭の黒毛の雄「ぼたん」と「あずき」が到着し、さっそくグラウンドで「アルパカ入学式」が行われました。
子供たちは「アルパカソング」を歌ったり、「入学おめでとう」などとメッセージを朗読したりして、2頭を歓迎しました。
牧場のゼネラルマネージャーの熱田晴一さんも訪れ、世話の仕方などを教えました。
2頭のアルパカは、新たに作った小屋と、広い柵の中で暮らします。子供たちは朝と夕方のチームを作り、土日曜なども保護者の協力を得て、えさやりや掃除などの世話をします。
学校では、アルパカの世話を通じ、協力し合うことと、命の大切さを学んでほしいと話していました。
アルパカを400頭飼育している栃木県の那須高原にあるアルパカ牧場のサイト
http://www.nasubigfarm.com/