「嗚呼!!花の応援団」準主役、深見さんが裏話

↓上越桜門会の総会で講演する深見さん

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1970年代に日活が製作した大ヒット映画「嗚呼(ああ)!!花の応援団」の準主役、深見亮介さん(当時は本名の深見博)が2010年6月26日、日本大学の校友会、上越桜門会(高舘徹夫会長)の総会で講演し、映画の舞台裏や秘話を披露した。映画の宣伝用に使われた当時の団旗が2009年6月に同市本町6の高田世界館(当時高田日活)で発見され、上越桜門会を通じて映画にゆかりのある同大校友会に寄贈されることになったため、同大芸術学部卒のOBである深見さんを招いたもの。

上越市仲町3の料亭「宇喜世」で開かれた総会には、約50人が出席した。

講演の前に1976年製作の第1作「嗚呼!!花の応援団」の冒頭部分が約5分間上映され、深見さんは映画を見ながら「当時19歳から20歳になるころで、今から33年前。僕もあどけない。でも、あまり変わってないでしょ」と当時を振り返りながら、思い出を語った。

演壇に展示された縦2.4m、横3.9mの団旗を見て、深見さんは「映画に使った団旗はこの倍以上ある」「桜カラーの団旗は何よりもきれいで、何よりも目立つ。見ていると何か熱いものを感じる」と話した。

日大在学中に俳優の道に入ったきっかけについては、同映画の主役である青田赤道を決めるオーディションがあり、全国から新人の応募が殺到したという。だが、青田役の募集だったのにもかかわらず、「先輩から『北口良一に似てるな』と言われ、(原作の)漫画を見たら、これ俺じゃないの、と思った」「それでフェラーリの前で学ラン着て、写真学科の学生に写真撮ってもらい、『北口にそっくりだと思います』と書いて書類を送った」という。

「2次審査に来てくれと連絡がきたので、放送学科のオカマの男3人と、アナウンサーのきれいどころ5人を連れていって、僕がモノマネをやって声援してもらった」

青田の募集のオーデションなので、背が高い人ばかりの中に、「身長160何センチの僕がいて、不思議に思われた」という。だが、3次審査で採用が決定したという。

「今は野際陽子と同じ事務所にいて、自分で劇団も持っている。ドラマの『ゲゲゲの女房』にも、風間杜夫の友達の役で出ている。こうやって俳優をやっていられるのも、花の応援団に出演したおかげ」と話した。

映画は大ヒットし、その後2作が作られたが後が続かなかった。

その理由は主役の交代だという。1作目で青田赤道役を務めた今井均さんは大手建設会社の社員で、社長から1作だけ許可を得て出演していた。彼は、石原プロからも契約金2000万円で誘われたが断り、トリニダード・トバゴへ仕事に行ってしまったという。

上越桜門会では、今年秋以降に高田世界館で行う「嗚呼!!花の応援団」の上映会にも、深見さんを招く予定。

=川村=