マイナポイント第2弾のカード申請期限12月末日 上越市の申請者増加傾向

最大2万円分のポイントを付与する「マイナポイント第2弾」の対象となるマイナンバーカードの申請期限(12月末)まで残り約1か月となり、新潟県上越市では申請する市民が増加している。同市は2022年11月24日から、市役所での申請受け付け時間を延長したほか、2か所の出張所に新たに申請窓口を開設するなどして対応している。

上越市役所1階市民ホールに開設された申請窓口(24日)

最大2万円のマイナポイントを受け取るには、12月末までにマイナンバーカードを申請しなければならない(ポイントの申請期限は2023年2月末)。

同市はこれまで毎週水曜日の時間外窓口や土日曜の休日窓口の開設、商業施設や公共施設のほか企業やサークル、町内会などへの出張申請などを行い、市民のマイナンバーカード取得を推進してきたが、同市の交付率は10月末現在で45.9%で県内16位となっている。

しかし市民課によると、10月13日に健康保険証の2024年秋の廃止とマイナンバーカードへの一体化が政府から発表されて以降、徐々に申請者が増加している。市役所の窓口では、1日50人程度だった申請者は最近では80人を超えているという。申請は、窓口に行かなくても郵送やスマートフォンで可能だが、高齢者を中心に窓口を訪れる人も多い。

マイナポイント獲得可能なカード申請の期限が12月末にせまり、同市は市役所の受付時間を1時間45分延長して午後7時までにしたほか、月2回程度だった土日曜の休日窓口を毎週に増やし、南北の出張所にも新たに申請窓口を開設した。

申請窓口の開設は12月28日までで、上越市役所は平日午前8時30分〜午後7時、土日曜は午前8時30分〜午後5時15分(11月27日は午前9時〜正午、午後1時〜同4時45分)、南北の出張所と13区の総合事務所は平日午前8時30分〜午後5時15分。

市民課は「カード申請のほか2月末のポイント申請も期限が近づくと窓口が混雑する場合があるので、早めに申請してほしい」としている。