高鳥修さんお別れの会に1200人 安倍首相も出席

元総務庁長官、元経済企画庁長官で元衆議院議員の高鳥修さん(10月20日死去)のお別れの会が2019年12月8日、新潟県上越市の上越文化会館で行われ、安倍晋三首相のほか、県内外の政財界関係者、支援者ら約1200人が参列した。

式辞を述べる安倍首相
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お別れの会は、自民党と高鳥家が合同で執り行った。実行委員長の安倍晋三首相が式辞で「研究熱心であらゆる政策に精通していた。常に先々を見据える慧眼に多くの政治家、官僚が教えを請うた」と故人を偲び、「豪雪地域での生活の向上や農林水産業の発展に尽した。先生が守ろうとした美しい日本の風景を必ず次世代に引き継ぎます」などと語った。

式辞を述べる安倍首相
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続いて、清和会会長の細田博之衆議院議員が衆議院議長の弔詞を代読。友人代表として1969年初当選で同期の綿貫民輔元衆議院議長、花角英世知事、地元首長を代表して米田徹糸魚川市長らが次々と登壇し、弔辞を読んだ。

自民党筆頭副幹事長、同党県連会長を務める長男の高鳥修一衆議院議員が謝辞を述べ、「父は超えられない山のような存在だった。父の言葉、父の背中に学ばせてもらったことを胸に国家国民のために頑張る」と遺影の前で誓った。

謝辞を述べる長男の高鳥修一衆議院議員
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教養人であり、書に長け、茶道にも精通し、とりわけ日本酒を愛した高鳥修さんの最後の言葉は「あと2、3杯飲み足らないな」だった。生前、お別れ会の段取りも自ら考え、香典返しは日本酒にするよう指示したという。「2合じゃ飲み足らないだろうから、4合瓶にしなさい」と。酒を愛した故人の指示通り、参列者は4合瓶を手に会場を後にしていた。