上越市が初の「市民手帳」作製 財政計画や総合計画も掲載 12月25日発売

新潟県上越市は、市の施策や統計、施設、観光名所など市に関する情報をコンパクトにまとめた「上越市民手帳(2018年度版)」を2017年12月25日から販売する。同市が市民手帳を作るのは今回が初めてで、市の総合計画や財政計画なども掲載している。価格は400円(税込み)。

市広報対話課によると、市民から要望を受け、市政への理解と関心を高めるとともに市の情報発信のツールとして作製した。

統計情報などが掲載された手帳としては、新潟県では県統計協会が発行する1月始まりの「新潟県民手帳」がおなじみ。市民手帳は会社や学校の年度にあわせた4月始まりにしたほか、資料編には市の将来都市像や重点戦略である第6次総合計画や財政計画、2016年度の決算などの市政情報も掲載し、差別化を図ったという。

財政計画なども掲載されている
DSC_8851

手帳のサイズは縦14.2cm、横8.7cm、厚さ約1cm。日曜始まりのカレンダー式月間予定表と横罫式の週間予定表に予定を書き込める。

DSC_8841

資料編には、市の人口や面積、所得、事業所数などの統計情報のほか、公共施設やいざという時の避難所、各種相談窓口などの連絡先、観光名所、偉人、文化財、特産品、イベント、温浴施設、姉妹都市なども掲載されている。来年7月にリニューアルオープンする(仮称)上越市立歴史博物館の観覧割引券が付いている。

2200部作製。25日から市広報対話課、上越市職員生活協同組合(市役所木田庁舎地下1階)、南出張所、北出張所、教育プラザ、高田公園オーレンプラザ、各区の総合事務所で販売する。11日から各販売場所で予約も受け付ける。

同市広報対話課の小嶋栄子課長は「市の総合計画や取り組み状況など、市民の皆さんに知ってほしいことを一冊の手帳に掲載している。日々携帯し、まちづくりについて考えたり、市の魅力のピーアールにも使ってほしい」としている。

問い合わせは広報対話課025-526-5111。