新潟県上越市南城町1の住宅街で2017年12月9日午前3時半過ぎ、住宅2棟を全焼する火災があり、約1時間後に鎮火した。上越警察署によると、出火当時はいずれの住宅も無人で、けが人は確認されていない。
現場は高田公園近くの上越大通りから西に入った住宅密集地で、同署によると、燃えたのは東西に隣接した無職齋藤敏さん(81)宅と自営業小林秀夫さん(51)所有の住宅。いずれも木造一部2階建てで、焼失面積はそれぞれ約155平方mと約117平方m。齋藤さんは施設に入所中で、小林さんは普段別の場所で生活しており、いずれも無人だったという。
2棟は炎を上げて激しく燃えた。近くに住む女性は「ガチャン、ドスンという音がして起きて外を見たが何もなく、10分ほどしたら障子が赤く染まったので、開けて見たら炎が上がっていた」と出火当時の様子を話した。
現場付近は、住宅が密集し、道も狭い場所で、近くの住民らが消火活動を心配そうに見守っていた。
火災の原因などについて同署が調べている。