直売所「あるるん畑」を移転 鮮魚も扱う集約拠点に JAえちご上越

JAえちご上越は2017年1月27日、新潟県上越市藤巻の本店で臨時総代会を開き、同市大道福田の農産物直売所「あるるん畑」を、約230m南側にあるレストランを備えた地産地消複合直売施設「あるるんの杜」敷地内に移設する計画を決めた。両施設を隣接させて、鮮魚も新たに扱い、農や食の拠点施設化を図る。

移転先のあるるんの杜の敷地付近
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直売所あるるん畑は、2006年4月にオープンし、今年で11年目。今期の売上高は、初年度の約7倍の7億円近くが見込まれ、売り場不足と混雑の解消が課題となっている。レストランを備えスイーツやパン、総菜、ジェラート、精肉などを販売するあるるんの杜は昨年7月開設。直売所をあるるんの杜の敷地内に移転することで、運営の効率化や相乗効果による来店者の増加などを見込む。

直売所は敷地面積約1万2300平方mのあるるんの杜の敷地内に移転する。移転後の直売所は、現在のあるるん畑の1.5倍以上の規模となり、延床面積は約1500平方mを予定。これまで扱っていなかった鮮魚を販売する別棟(約420平方m)も新設する。従来の農畜産物と加工品に加え、鮮魚を扱うことで、ワンストップの買い物ニーズに応えるとともに、日本海側という立地を生かし観光客の広いニーズにも対応する。事業費は約4億円で、来年3月の完成、同4月のオープンを目指している。

あるるんの杜の場所

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