妙高市が7都府県との往来自粛や来訪者への行動記録などを要請

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための緊急事態宣言が2020年4月7日夕方にも首都圏など7都府県を対象に発令されるのを前に同日午前、新潟県妙高市は市民に対し、7都府県との不要不急の往来の自粛や来訪者に行動記録を求めるなど、「行動自粛要請」を発表した。

第4回新型コロナウイルス感染症対策本部会議で「行動自粛要請」を指示する入村市長(4月7日午前)
妙高市コロナ会議

行動自粛要請は7日に開かれた第4回対策本部会議(本部長・入村明市長)で発表されたもので、妙高市全戸に配布される。期間は、当面緊急事態宣言が継続される5月6日まで。

内容は次の通り。

  • 7都府県との不要不急の往来の自粛。出かけた場合は、行動記録を要請(提出不要)
  • 7都府県から帰省する人、転入者の不要不急の外出の自粛
  • 事業者に対し、7都府県からの来訪自粛。来訪者は行動記録を要請(提出不要)
  • 自身の健康観察の徹底と、外出を控える行動
  • 人混みへの外出を控える。「3密」が重なる場所を避ける
  • 咳エチケットや手洗いなどの徹底

このほか、職員に対し、市外への出張や会議の禁止は5月6日まで延期、マスク着用の徹底などを指示した。また、閉館している市の施設は5月6日まで延期する。

入村市長は「1か月間が本当の勝負。みんなで協力して、この地域で緊急事態宣言を出すことのないようお願いしたい。妙高市では密集や密閉、濃厚な密接の場所などは限られている。公園で過ごしたり、スポーツなど、ストレスがたまらないよう健康管理をしてほしい」と指示を出した。