上越市長選で共産は自主投票 候補擁立を断念

任期満了に伴う10月29日の上越市長選で、日本共産党上越地区委員会は、独自候補の擁立を断念し自主投票を決めた。8月31日、上野公悦地区委員長が記者会見して明らかにした。

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同市長選には、3選を目指す現職の村山秀幸氏(68)=自民推薦=のほか、元市議の中川幹太氏(42)、佐渡市在住の行政書士後藤浩昌氏(56)が立候補を表明している。また、元市長の宮越馨氏(75)の名前も取りざたされている。

上野委員長によると、共産はこの1年、昨年の参院選、県知事選で実績を上げた野党共闘という枠組みで市長選に臨もうと候補擁立を模索してきた。現職については「行財政改革の名の下に市民負担を増やした」(上野委員長)などと支持しない姿勢を鮮明にしているが、参院選、知事選で共闘してきた社民が現職支持、民進が自主投票をいずれも7月に決めている。こうしたことなどから野党共闘の枠組みでの擁立を断念し、自主投票としたと説明した。

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